INTERVIEW 社員インタビュー

02 ガス/技術

安心して暮らせる毎日を支えている、という私たちの誇り。

PROFILE

  • Nさん

    県立高校を卒業。1989年新卒入社。技術部 部長、販売I部 副部長。新人時代は技術部でガス配管工事などの経験を積んできた。現在は技術部とLPガスの充填や検査を行う販売I部の、2つの部署の管理・マネジメントを手がける。管理職として「誰にでも話しかけやすい組織づくり」を大切にしている。

  • 福田さん

    私立大学工学部を卒業。2012年新卒入社。地元・山口での就職を考えていた際に高山石油ガスと出会い、「さまざまな部署が存在するため、幅広い経験が積めるのでは」という考えから入社を決めた。現在は、技術課にてガス配管の工事を中心に担当。後輩育成も手がける。趣味はフットサル。

ガスの配管工事は、クリエイティブ職。手に職をつけられる面白さがある。

福田さんは、普段どんなお仕事をされているのですか?

福田

私は、ガスの配管工事・図面作成を主に行っています。給湯器やガスコンロが問題なく使えるように、ガス管や機器を設置する仕事ですね。新築の一般家庭や店舗の他にも、古くなったガス管を交換する工事なども手がけています。工事は基本的に2人1組で進めていき、1日1〜3件のお宅や店舗に伺います。

技術が必要なお仕事だと思いますが、一人前になるまでにどれくらいかかるのでしょうか?

福田

胸を張って「一人前だ」と言うには、やはり10年ほどかかりますね。簡単にマスターできる仕事というわけではありません。でもそれが、この仕事の面白さだとも思います。家や店舗は一軒一軒ちがうもの。一つとして同じ工事現場は存在しません。そのため毎回「ここに穴を開けていいのか?」「ガス管はどこに通すべきか?」など判断に迷う部分があるのですが、経験を重ねるほどその問題に対処する力が備わっていくのです。難しい工事に当たった際に、これまで積み重ねてきた知識や経験によって「答え」が浮かび上がってきた時は、自身の成長感と大きな達成感を味わえます。

N

私も管理職になる前は、ガス配管工事を手がけていました。この仕事は、最初は不安や難しさを感じることも多いと思います。でも福田さんのようにその期間を乗り越えられると、どんな工事も楽しく思えるはず。また「手に職がつくため、年齢を重ねても活躍できる」という点も、この仕事の魅力だと思いますね。

具体的に、どんな瞬間に「仕事の面白さ」を感じますか?

福田

ガス配管の工事は、安全性やスピードの他に「見栄え」も大事。みなさんも家やお店の外壁にいろいろな管が付いているのを見たことがあると思いますが、あれがごちゃごちゃと設置されていたらすこし嫌ですよね。そのためガス配管のプロとして、いかに綺麗に、目立たず、邪魔にならないようガス管を通せるか…という点は常に意識しています。あまり人目につかない場所や、水道管などに沿うようなカタチでガス管を通す「綺麗なルート」を考えついたときは、とても嬉しくなりますね。工事には決まりきった正解がないので、自分なりの答えを探す面白さがあります。意外かも知れませんがクリエイティブな仕事なんですよ。

「縁の下の力持ち」だけど、世の中になくてはならない存在。

Nさんのお仕事について教えてください。

N

私は技術部の部長と販売部の副部長を兼任しており、社員の管理、教育・評価、採用などに携わっています。会社方針を踏まえつつ、課長や主任から現場の意見や報告をもらって、組織をより良い方向へ導いていく役目です。福田さんも、私の部下になります。

どんな点にやりがいを感じますか?

N

技術部は工事を行う部門で、販売部はガスの充填、配送、ガス容器の検査などを行う部門。どちらも、業界内では裏方のポジションなんですね。お客様とコミュニケーションを取る機会はほとんどなく、自分達の仕事に感謝してもらえることも少ないかもしれません。でも、私たちがいないとガスの供給が止まり、地域の皆さんの生活に甚大な影響が出てしまう。それだけ、日常生活に欠かせない存在でもあるのです。「人々の生活を下支えしている」という誇りは、常に胸にありますね。稀ではありますが、災害でガスが止まってしまった際の対応なども私たちが行う場合もあります。

生活インフラを支える、重要な仕事なのですね。大変な面もあるのではないでしょうか?

N

そうですね、ガスは水道や電気といった他のライフラインと違って、漏れ出てしまうと大事故にも繋がりかねないもの。そのため、緊急事態が発生した際にすぐに出動できるよう、持ち回りで宿直を行うルールがあります。やはり緊張感や責任感が伴うので、最初は大変に思うかもしれません。

といっても、最近のLPガスはかなり進化していて「震度5以上の地震が来たら自動でガスが止まる」「ガスが漏れる前に察知して自動で知らせる」など、さまざまな安全機能が備わっているんです。なので、私たちが緊急出動する機会は今はほとんどないですね。昔と比べたら何倍も楽になったと思いますよ。

福田

ガス配管工事の仕事にも「体を使う大変な仕事では…?」「残業が多くて大変そう…」なんてイメージを持っている方がいらっしゃるかもしれませんが、想像以上に体への負担は少ないんです。会社帰りにサッカーや野球が楽しめるくらいです(笑)。残業も、月10時間もないほど。17時半頃にはもう帰りの支度をしています。プライベートとの両立がしやすい仕事だと思います。

社員一人ひとりをしっかりと見守り、長年働ける職場環境。

新入社員が入ったら、どんな風に育てていきたいですか?

福田

新しい方が入ってきたら、最初はできるだけ仕事の話をしないようにしていますね。気軽に喋れるくらいのフランクな関係になったほうが、仕事の相談もしやすくなると思うので。趣味の話、最近面白かったこと…など、雑談を楽しみながら距離を縮めていっています。

N

私は組織を俯瞰して見る立場なので、新入社員に直接なにかを指示することはありません。でも、日々営業所を回って全員に声をかけるようにしていますね。その時の声や顔を見ていれば、何となく心情が伝わってくるんです。「体調が悪そうだな」「何か困っていることがあるのかな?」など。それが分かれば課長や主任にも「あの子大丈夫かな?」と相談しやすいですし、助けてあげやすいですからね。社員をしっかり見守ることが、私の重要な仕事なのだと思います。

将来的には、若手が自分から「管理職になりたい」と思える組織にするのが私の目標。大きな部署ではないので、上司に物を言いづらい…なんて雰囲気には絶対にしたくないんです。年次や役職に関係なく全員の意見にしっかり耳を傾けて、どんどん若手が育っていく土壌を作っていきたいですね。山口県に住む人達が安心して暮らせる毎日をまもる、伝統を受け継いでいきたいです。